【ダービー】紅一点サトノレイナス5着　4角で先頭も得意の末脚勝負持ち込めず

5着でゴールしたルメール騎乗のサトノレイナス
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　不運に不運が重なった紅一点のサトノレイナス。道中は外枠が災いして前に馬を置けず。何とか名手ルメールが好位外で収めたが、3角付近で外を駆け上がる馬にエキサイト。4角でほぼ先頭に立ってしまい、得意の末脚勝負に持ち込めなかった。5着敗戦にルメールは「いい競馬はしたけど完璧なレースはできなかった。最後は苦しくなって外にモタれていた」と肩を落とした。

　国枝師は「内枠だったらね。競馬に“たられば”はないけどもう一回やり直させてほしいよ」と苦笑い。それでも能力を示した愛馬に「牡馬に交じっても遜色ない競馬をしてくれた。将来“あのダービーが”と語られる馬になってくれれば。秋は秋華賞（10月17日、阪神）かな」と期待を込めた。師にとっても悲願のダービー初制覇が懸かる一戦だった。落胆は大きかったはずだが、「もう次を考えなきゃ。来年だな、来年！」と明るく競馬場を去って行った。