【皐月賞】エフフォーリア たくましく無敗1冠だ、体質強化で着差広げ3連勝

[ 2021年4月12日 05:30 ]

共同通信杯を制覇したエフフォーリアとガッツポーズの横山武
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 牝馬1冠目の桜花賞が終了し、今週は牡馬クラシック第1弾「第81回皐月賞」(18日、中山)を迎える。コントレイルVSサリオスの一騎打ちムードだった昨年から様相が一転。前哨戦で波乱が相次ぎ、まさに群雄割拠の一戦だ。そんな中、3戦土つかずの成績で臨むのがエフフォーリア(牡=鹿戸)。クラシックへの登竜門として名高い共同通信杯を制し、史上19頭目となる無敗の皐月賞制覇を目指す。

 3戦無敗。エフフォーリアは東の総大将として、クラシック1冠目の舞台に挑む。ここまでの道のりは決して平たんではなかった。「体質が弱くてね。レース後の回復にかなり時間がかかった。メンタルも弱くて、よく腹痛を起こしていた」。鹿戸師はデビュー当初をそう振り返る。外厩として利用するノーザンファーム天栄(福島県)とも協議を重ねながら、丁寧に調教を重ね体質強化を図った。「幸い一戦ごと、牧場から帰ってくるごとに馬が丈夫になった。体も大きくなり質のいい筋肉がついた」。精神面も成長。疲労回復の時間もどんどん縮まった。

 一方で、デビュー戦からコンビを組む横山武は「最初からいい馬という印象。周囲にもそう言い続けてきたから結果が出てうれしい」と振り返る。愛馬のセールスポイントについては「ほれぼれする馬体とダイナミックな走り」ときっぱり。新馬戦で3/4馬身だった着差は百日草特別で1馬身1/4、共同通信杯で2馬身1/2。クラスが上がるごとに着差を広げての3連勝は価値が高い。しかも前走は2、3着馬が次走で重賞V。鞍上は「中身の濃い3戦だったと思う。負かした相手も強く、この馬の強さが際立つ結果になった」と愛馬への信頼をより深めた。

 無敗で挑む大舞台。鹿戸師は「こういう経験はなかなかできないので凄く楽しみ」とあくまで自然体。皐月賞初騎乗の横山武はもう一歩踏み込み「出るだけで満足はしない。結果を残したい」と意気込む。“ひ弱な2歳っ子”からたくましき若駒へと変貌を遂げたエフフォーリア。新緑の中山で堂々と、ライバルの挑戦を受けて立つ。

 ▽皐月賞 英2000ギニーを模範に1939年(昭14)、横浜(根岸)競馬場で「横浜農林省賞典四歳呼馬競走」として創設。海軍による競馬場接収により43年東京移設。戦争による中断を挟み49年から中山で「皐月賞」として施行。

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