【桜花賞】ソダシ95点 大輪予感させる純白の輝き

[ 2021年4月6日 05:30 ]

鈴木康弘「達眼」馬体診断

純白の輝きが美しいソダシ
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 桜花賞を待たずに散ってしまった里桜が再び一重の大輪を咲かせたような純白の輝き。ソダシは昨年の阪神JF時の毛ヅヤを保っています。その美しさに目を奪われると見落としてしまいますが、白毛の内側に隆起した大きな筋肉も昨年と変わっていません。

 父クロフネ×母の父キングカメハメハの血統を体現するダート馬のような体つき。スピードや切れ味よりもパワーを感じさせます。芝のレースで白星を重ねてきたのは筋肉の質が繊細だからです。被毛と同色の白覆面の間から黒い目がカメラマンをにらみつけています。気性の強そうな目の輝きも2歳時と一緒です。

 変わってきた点もあります。サトノレイナスほどではありませんが、キ甲も少し抜けてきました。立ち姿も大人びている。強いて難を言えば、腹周りに阪神JF時のようなゆとりがない。休み明けの牝馬だけにもう少し余裕が欲しい。

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2021年4月6日のニュース