【桜花賞1週前追い】シゲルピンクルビー、“姉を超える輝き”流して先着 好走の反動なし

[ 2021年4月2日 05:30 ]

<桜花賞1週前追い>Cウッドで併せ馬で追い切るシゲルピンクルビー(右)、エイシンヒテン
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 3歳牝馬3冠の第1弾「第81回桜花賞」(11日、阪神)に出走するシゲルピンクルビー(渡辺)がCWコースで1週前追いを消化した。好走の反動はなく元気いっぱい。先行するエイシンヒテン(3歳オープン)を6馬身追いかけ、4コーナー手前から徐々に差を詰めていく。直線に向くとラスト1Fでグイッとひと伸び。馬なりで6F82秒2~1F12秒0を刻み、首差先着した。稽古をつけた渡辺師が感触を伝える。

 「間隔が詰まっているのでサッと流す程度。それでも動きは良かったし、やればもっと時計は出ますよ」

 8番人気と伏兵扱いだった前走・フィリーズレビューは中団から差し切りV。重賞初制覇を飾って「鞍上の乗り方が抜群でした」と笑顔で振り返る。デビュー時に480キロだった馬体重は前走時で464キロ。無駄な脂肪が取れてシャープな体つきになった。「以前と比べて全体的にしっかりしてきたし、見た目からグッと締まってきた。成長を感じています」と手応え十分だ。

 厩舎の先輩でもある半姉シゲルピンクダイヤは一昨年の桜花賞で勝ったグランアレグリアから2馬身半差の2着。モーリス産駒のピンクルビー自身、2走前に同舞台の阪神JFで17着に敗れたが血統背景から1F延長に悪いイメージはない。「セールスポイントは操縦性の良さ。スタートセンスがいいし、スッといい位置を取れる。あとは鞍上にうまくエスコートしてもらえたら」。トライアルVで弾みをつけた妹が、姉超えとなる桜の女王を目指す。

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2021年4月2日のニュース