【大井・フジノウェーブ記念】キャプテンキング復活V!2年ぶり重賞制覇

[ 2021年3月11日 05:30 ]

 古馬の短距離重賞「第12回フジノウェーブ記念」(S3)が10日、大井競馬場で行われた。6番人気のキャプテンキングが直線差し切り優勝、6つ目の重賞タイトルを手にした。同馬には「第32回東京スプリント」(G3、4月14日、大井)への優先出走権が与えられた。

 前が止まらない馬場を見越して好スタートを切ると外枠から一気に4番手を取って流れに乗った。勝負どころの3、4コーナーでも手応え抜群。直線を向いて進路が開くと和田の左ステッキに素早く反応。残り100メートルでベストマッチョを捉えると1馬身1/4差をつけてゴールした。

 2月のユングフラウ賞(ウワサノシブコ)に続く3つ目の重賞タイトルを手にした和田は「返し馬から気合が乗って凄くいい状態。直線もはじけてくれる手応えだったがその通りだった。今年はこの馬ともっと頑張りたい」と笑顔を振りまいた。「凄く調整が難しい馬。状態を見ながら1400~1600メートルを使っていきたい」と的場師。2年ぶりの重賞制覇で完全復活を果たし、巻き返しの一年が始まった。

 ▼2着ベストマッチョ(森)スタートは上手な馬だが今日はひと息。道中、力んでいたのが悔やまれる。

 ▼3着グレンツェント(御神本)最後は脚色が一緒になってしまった。もうひと伸び欲しかった。

 ▼4着サブノジュニア(矢野)使い続けて疲れているかな。伸びかけて終わってしまった感じ。

 ◆キャプテンキング 父ファスリエフ 母ストロベリーパフェ(母の父ブライアンズタイム)牡7歳 大井・的場直之厩舎 馬主・平本敏夫氏 生産者・北海道新ひだか町の静内フジカワ牧場 戦績24戦8勝(南関東16戦6勝)総獲得賞金1億5390万円 重賞は19年川崎マイラーズ以来6勝目。

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2021年3月11日のニュース