【サウジアラビア・国際騎手招待競走】菜七子、女性騎手1位!総合4位タイ健闘「楽しかった」

[ 2021年2月21日 05:30 ]

藤田菜七子
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 サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で19日に行われた国際騎手招待競走「インターナショナルジョッキーズチャレンジ」に日本人として唯一、出場した藤田菜七子(23)が、世界の名手14人の中で4位タイと健闘した。第1戦2着、第2戦5着、第3戦6着、第4戦が12着で、7人の女性騎手の中ではスウェーデンのマリン・ホルムベリ(30)と並んでトップタイの成績。優勝はアイルランドのシェーン・フォーリー(32)だった。

 日本では見られない顔の下半分を覆うマスク姿で登場した第1戦。中団後方で脚をため、直線は大外へ。インで粘る米国の名手マイク・スミス(55)をじわじわと追い詰めた。他のレースでも積極的なポジション取りが光った菜七子。大会終了後は「もちろん勝ちたかったので悔しいですが、とても楽しかったです。今までいろいろな招待レースに出場しましたが、今回はいつも以上にリラックスして乗れました。この経験を生かして、日本でもっと成績を残せるように頑張りたいです」と話した。

 19年6月にスウェーデンで行われた「ウィメンジョッキーズW杯」で世界の女性騎手トップの座に輝き、その名は世界に知られたが、自身5カ国目(地域含む)の海外遠征でさらなる成長を示した。

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