【京都牝馬S】イベリス2年ぶり勝利!酒井、完璧エスコートで笑顔「能力を出してくれた」

[ 2021年2月21日 05:30 ]

逃げ切って、重賞2勝目をあげるイベリス (撮影・平嶋 理子)                                          
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 阪神競馬場では「第56回京都牝馬S」が行われ、3番人気イベリス(牝5=角田)が逃げ切り。19年アーリントンC以来、2度目の重賞制覇を果たした。

 完璧なエスコートだった。好スタートを決めたイベリスは果敢にハナへ。最初の3Fを34秒0と絶妙なラップで通過した。「レース前から主張する作戦でした」と酒井。4角手前から徐々に後続を引き離して直線に向くとゴールまで脚色は衰えず、2着ギルデッドミラーに1馬身半差でゴール。コンビ3戦目の鞍上は「意外と楽なペースで運べました。早めに合図を出したけど手応えはあったし、反応も良かった。能力を出してくれたと思います」と笑顔で振り返る。

 同じ角田厩舎に所属していた半姉ベルカントは2~3歳時に重賞2勝、4歳夏にはアイビスSDと北九州記念を連勝。一度、軌道に乗ると快進撃が始まる血統だ。次走は未定ながら、角田師は「ジョッキーとも手が合っているし、この先が楽しみ」と期待を込めた。

 長く続いたスランプを脱出。息を吹き返した快速馬がスピードを武器に次のステージへ突き進んでいく。

 ◆イベリス 父ロードカナロア 母セレブラール(母の父ボストンハーバー)16年3月21日生まれ 牝5歳 栗東・角田厩舎所属 馬主・前田幸治氏 生産者・北海道新ひだか町の土居牧場 戦績18戦4勝(重賞2勝目) 総獲得賞金1億2430万7000円 馬名の由来は花の名前。

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