【豊橋・開設記念】吉田 地元記念3V!直線強襲決めた「浅井君さまさま」

[ 2021年2月1日 05:30 ]

優勝盾を手にガッツポーズの吉田
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 豊橋開設記念は地元の吉田敏洋(41=愛知・85期)が直線鋭く追い込んで優勝。吉田は18年3月の名古屋以来、3度目の記念制覇となった。

 レースは浅井がスタートを決めて浅井―吉田―松浦―佐藤―深谷―岡村―野原―村上―諸橋で周回。赤板で野原―村上に単騎の諸橋が続き3車で上昇。打鐘手前8番手から深谷が踏み上げ、最終Hで野原を叩く。8番手から、すかさず巻き返していた松浦―佐藤が岡村のけん制を乗り越えてBで出切る。2角8番手から捲った浅井を2Cで佐藤がブロック。浅井の番手から直線外を伸びた吉田が松浦を捉え優勝。3着は2Cで内を突いた諸橋。

 吉田はゴール直後、右手でガッツポーズ。気持ちで走る男が地元の意地を見せた。最終2Cで前を任せた浅井がブロックされると、瞬時の判断で自ら踏み上げ直線強襲。「(最終2Cは)よく考える暇もなかった。浅井君が2コーナーで風がきつい中、無理やり仕掛けてくれてスピードに乗せることができた。たまたま目の前のコースが空いて踏んだだけ。浅井君さまさま」と自らよりも後輩を称えた。

 これで3回目となる記念優勝は、12年名古屋、18年名古屋に続き地元での勝利。「地元記念で自分1人だけの勝ち上がりだったので、みんなの気持ちを背負って戦った」と喜びを口にした。競走得点最下位で緑色の勝負服でも関係ない。愛知に吉田敏洋あり。地元の看板を守った見事な美酒だった。

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2021年2月1日のニュース