【船橋・クイーン賞】サルサディオーネ圧逃V!また中央勢撃破

[ 2020年12月4日 05:30 ]

クイーン賞で逃げ切り勝ちを決めたサルサディオーネ
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 「第66回クイーン賞」(G3)が3日、船橋競馬場で行われた。3番人気のサルサディオーネが逃げ切り優勝、4月のマリーンCに続く2つ目のダートグレード制覇を成し遂げた。

 堀師―矢野騎手コンビの勢いが止まらない。11月3日のJBCスプリント(サブノジュニア)に続き、またしてもJRA勢を撃破した。レース前から「行くしかない」と言っていた矢野。絶好のスタートを決めると、その通り一気にハナへ。2コーナーでペースを落としても後続からつつかれることなくマイペースに持ち込んだ。4コーナーから直線を向いたところで一気に引き離しセーフティーリード。残り50メートルで鞍上が何度もビジョンを確認するほどの余裕を見せてゴール板を駆け抜けた。

 「春の重賞を勝った時もそうだったが船橋コースが凄く合っている感じ。終始リラックスして走ってくれていたし、直線も手応え抜群。勝ててホッとしました」と矢野は満足感たっぷりの表情で振り返った。

 今年5つ目の重賞制覇となった堀師は「今後は未定、オーナーと相談して決める」と話したが、勢い衰えぬ厩舎にまた1頭、JRAと互角に戦える手駒が増えたことは間違いない。

 ◆サルサディオーネ 父ゴールドアリュール 母サルサクイーン(母の父リンドシェーバー) 牝6歳 大井・堀千亜樹厩舎 馬主・菅原広隆氏 生産者・青森県東北町の荒谷牧場 戦績36戦8勝(南関東17戦4勝) 総獲得賞金1億7267万7000円 重賞は20年マリーンC以来3勝目。

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2020年12月4日のニュース