松戸競輪 コロナ感染拡大で中止…新たに警備従事者5人感染、選手とは接触なし

[ 2020年11月29日 05:30 ]

松戸競輪場正面入口で開催中止を知らせる看板
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 28~30日に開催予定だった松戸競輪(F2ナイター)が警備従事者6人の新型コロナウイルス感染により中止された。コロナによる競輪の開催中止は6月1~3日の松山以来。松戸競輪場では23日に警備従事者1人の感染が確認され、24~26日のF1を本場無観客で開催した。その後、27日午後に濃厚接触者とされた職員7人のうち4人と、濃厚接触者と接触した別の警備従事者1人の感染が判明。選手とは接触がないことから無観客で開催する予定だったが、今後の感染拡大が懸念されることなどから28日午前9時に中止が決定された。なお、28日夕方時点で県、保健所からクラスター(集団感染)の認定は受けていない。

 初日A級特選に出走予定だった成清謙二郎(千葉)は「直前のF1も無観客で開催されたし、最初は選手から感染者が出たのかなと思った。地元なので走りたかったが…」と残念そうに話した。参加選手にはクラスと男女別に賞金総額を人数で割った30%が支給される。松戸市公営競技事務所の金子実所長は「感染者が6人になり場内や選手管理棟にも波及する懸念が出てきたことと、東京や市内、県内の感染者が増えている状況も考えての判断」と説明。12月10日からの千葉記念(松戸開催)の開催可否については「今後、主催者の千葉市さんと十分に協議して判断することになる」とした。

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2020年11月29日のニュース