【ジャパンC】ルメール「絶対に日本で一番強い」 有終Vアーモンドアイに賛辞

[ 2020年11月29日 17:09 ]

<ジャパンカップ>G1を9勝したアーモンドアイ。鞍上のルメールはウイニングランでバンザイする(撮影・郡司 修) 
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 国際招待競走「第40回ジャパンカップ」(G1、芝2400メートル)は29日、東京競馬場で行われ、ルメール騎乗のアーモンドアイ(牝5=国枝)が優勝、引退レースを飾った。G1馬8頭が出走する激戦の中、史上初の牡牝3冠馬3頭の対決を制した。勝ちタイムは2分23秒0。

 レースは序盤からキセキが後続を離して逃げる展開。リードを保って最後の直線に入るもアーモンドアイが差し切った。1馬身1/4差の2着には外から鋭く伸びた2番人気コントレイル、接戦となった3着には3番人気デアリングタクトが入った。

 鞍上のルメールは「すごくうれしいです。もう一回アーモンドアイでG1を勝つことができて安心しました。アーモンドアイが引退レースで無事に帰ってきてくれたことが一番うれしい」と安どの表情。レースの前の心境は「ずっとエンジョイしていた。いつもアーモンドアイに乗る時は特別です。今回、最後のレースだったのでもうちょっと特別だった」と語った。

 今年の天皇賞・秋をアーモンドアイが制し、歴代最多の芝G1・8勝目を挙げた際は勝利騎手インタビューで涙を浮かべたルメール。今日は「今日は多分(泣くことは)ないね。天皇賞は新記録がかかったレースだったからプレッシャーがあった。今回はサヨナラパーティーでしたね。」と終始笑顔だった。

 後輩3冠馬2頭を退けて有終の美を飾ったアーモンドアイ。ルメールは「勝つ自信がたくさんあった。普通のアーモンドアイでしたね。返し馬とかスタート前とか、とてもプロフェッショナルだった」と振り返り「さすがアーモンドアイでした。今回も素晴らしい脚を使ってくれた。絶対に日本で一番強い馬です。それがうれしいです」とターフを去る相棒に賛辞を送った。

 インタビューの最後にファンへの言葉を求められると「ファンの皆さんがアーモンドアイの引退レースを応援してくれて本当にありがとうございます。アーモンドアイはこれから牧場に行って子どもを作ります。また競馬場でアーモンドアイの子どもを応援してください。また今度!」と陽気に答えていた。

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2020年11月29日のニュース