【アルゼンチン共和国杯】メイショウテンゲン復活へ!休み明け感じさせぬ軽快仕上げ

[ 2020年11月5日 05:30 ]

Cウッドで単走で追い切るメイショウテンゲン
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 「第58回アルゼンチン共和国杯」(8日、東京)組では8週連続重賞Vが懸かるディープインパクト産駒のメイショウテンゲン(牡4=池添兼)が出色の動きを見せた。

 無敗の3冠馬が2頭も現れたメモリアルイヤーに、また新しい記録が刻まれるのか。先週のスワンSをカツジが勝ち、ディープインパクト産駒は7週連続JRA重賞勝利。これまで2度打ち立てた自身の記録に並んだ。新たな歴史の扉の前に再び舞い降りた。

 アルゼンチン共和国杯にはカツジと同じ池添兼厩舎のメイショウテンゲンがスタンバイ。師に記録のことを告げると「えっ、そうなの?勝って新記録になればいいね」とテンションが上がった。母メイショウベルーガは重賞2勝馬。突破する血統的下地はある。

 追い切りはCWコース単走。道中はゆったりと進め、しまいで気合をつけた。6F86秒4~1F12秒5を軽快にマーク。約4カ月ぶりの休み明けを感じさせない仕上がりだ。「先週しっかりやって今週はしまい重点。時計は遅かったが予定通りに来ている。馬体重はそう変わらないが力をつけてきた」

 昨年の弥生賞を制してスターダムに乗ったが、そこから2桁着順を4度重ねてトーンダウン。しかし、長距離路線に切り替えてきっかけをつかんだ。今年のダイヤモンドSを2着。阪神大賞典で3着。宝塚記念も5着と強豪相手に奮闘した。「2500メートルでもやれると思って、ここを目標にした。ジョッキー(池添)も手の内に入れている」

 新記録を狙うにふさわしい大器。10戦ぶりの復活白星を父の新記録としたい。

 ▽4頭出し アルゼンチン共和国杯に登録のあるディープインパクト産駒はアイスバブル、サトノルークス、トーセンカンビーナ、メイショウテンゲンの4頭。充実の布陣で突破に挑む。

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2020年11月5日のニュース