【びわこ・秩父宮妃記念杯】大上卓人 G2初制覇 4カドから豪快捲り

[ 2020年10月20日 05:30 ]

G2初制覇を飾り、秩父宮妃杯を手にする大上
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 ボートレースびわこのG2「第64回秩父宮妃記念杯」は19日、12Rで優勝戦が争われた。レースは大上卓人(30=広島)がカド4コースから豪快に捲って1着。G2初制覇(通算10V、今年3V)を飾った。なお、1番人気の河合佑樹はインから大上のまくりに抵抗できず6着に終わった。

 大上が枠なりのカドからコンマ08のトップスタートを放つと、節イチを公言していたインの河合ら内3艇をねじ伏せて快勝。レース後は「素直にうれしいです」と喜びを表した。

 準優10R2着後、枠番が4枠から外になると分かり「伸び寄りの調整をします」と出足型からのモデルチェンジを明言。仲のいい木下翔太に「伸び型のゲージを持ってるから、言ってみる」と間を取り持ってもらって野添貴裕にペラのアドバイスを仰いだ。

 すると、直前の特訓で上々の動き。周回展示も6秒58と文句なしのトップタイム。「1等か6等かのつもりで」挑んだファイナルはスリットでのぞくと「勢いで行くしかない」と腹をくくっての強攻が見事、的中した。これが今年4回目のびわこで初V。初のG2タイトルを手にした大上は「野添さん、木下さんや先輩、後輩のおかげです。ボク1人じゃ優勝できませんでした」と最後まで感謝しきりだった。

 ◆次走 優勝した大上卓人は24日からの尼崎一般戦で河村了、羽野直也らと相まみえる。河合佑樹は23日からの徳山G3企業杯に出場する。渡辺伸太郎、中野次郎らと対決。岡崎恭裕は26日からの下関一般戦に登場。奈須啓太、上條暢嵩らと激突する。丸野一樹は29日からの芦屋一般戦で深川真二、宮地元輝らと対戦。秦英悟は26日からの津一般戦で斉藤仁、坂口周と競い、前田将太は29日からの桐生G1赤城雷神杯で前本泰和、浜野谷憲吾らと覇権を争う。

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2020年10月20日のニュース