【松戸・開設記念】岩本、鮮やかなまくりで地元記念V!

[ 2020年8月26日 05:30 ]

地元記念を制し笑顔の岩本
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 松戸競輪の開設70周年記念「燦燦ダイヤモンドカップ争奪戦(G3)」は25日、第9Rで決勝が行われ、岩本俊介(36=千葉、94期)が最終2コーナー3番手からまくって優勝。賞金333万円(副賞含む)を手にした。岩本は11年9月の取手記念(松戸で代替開催)以来、9年ぶり2回目の記念優勝となった。

 レースは村上がスタートを決めて山田―村上―岩本―鈴木―平原―清水―深谷で周回。誰も上昇しないまま打鐘を迎える。レースが動いたのは最終ホーム。6番手から清水が踏み込むと、2コーナー3番手から岩本もまくる。村上の厳しいけん制を乗り越えるも鈴木は離れる。平原はその内を突き村上をどかして強襲。深谷も大外から迫ったが、岩本が押し切った。

 地元の声援に何度も両手を上げて応えた。「前を取って引くところまで引いて仕掛ける作戦だったが、サラ脚であそこからまくれるとは」。作戦通りではなかったが絶好の展開に。「最後は無我夢中だった。今までにない手応えだった」。鮮やかなまくり一撃で初の地元記念を手にした。「地元の力に押され、鈴木君の援護があって…。周りの力のおかげで獲れました」。松戸のカクテル光線にさんさんと照らされた男の笑顔はダイヤモンドよりも輝いていた。

 【次走】優勝した岩本俊介、3着の深谷知広は共同通信社杯(伊東、9月18~21日)。2着の平原康多は向日町記念(9月3~6日)。

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2020年8月26日のニュース