伊藤正徳氏、71歳で死去 騎手でダービー父子V、エアジハードなど育て重賞22勝

[ 2020年8月22日 05:30 ]

伊藤正徳氏
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 77年のダービージョッキーに輝き、99年安田記念、マイルCS優勝エアジハードなども管理したJRA元調教師の伊藤正徳(いとう・まさのり)氏が20日、病気のため茨城県阿見町の自宅で死去した。71歳。北海道出身。葬儀・告別式は親族のみで行う。

 68年に尾形藤吉厩舎所属で岡部幸雄氏、柴田政人氏らとともに騎手デビュー。77年にはラッキールーラで父・伊藤正四郎元騎手に続くダービー制覇を達成した。82年にはメジロティターンで天皇賞・秋優勝。87年、調教師転身後はエアジハードやローエングリンなどでJRA重賞22勝を挙げた。後藤浩輝騎手(故人)の師匠としても知られた。19年2月に定年引退した後は尾形会(尾形藤吉門下生の親睦団体)代表として、尾形藤吉特別展(競馬博物館で開催予定)の準備などに尽力したが、今年に入って体調を崩し、入退院を繰り返していた。

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