【伊勢崎・オートレースグランプリ】47歳伊藤が復活SG5V!13年ぶり大仕事

[ 2020年8月16日 05:30 ]

レースを制した伊藤信夫(撮影・郡司 修)
Photo By スポニチ

 群馬県・伊勢崎オートレース場のナイターSG「第24回オートレースグランプリ」(優勝賞金1300万円)は15日、最終日12Rで優勝戦(5100メートル=10周)が争われ、伊藤信夫(47=浜松)が優勝した。07年の全日本選抜(川口)以来13年ぶり通算5回目のSG制覇を飾った。2着は有吉辰也、3着は青山周平だった。

 勝ったのは人気を分けた永井でも青山でもなかった。大仕事をやってのけた浜松のベテランレーサーは「獲れちゃいました。優勝を意識していなかったので、コメントも考えていませんでした。信じられない」とギョロッと目を見開いておどけてみせた。0線5枠から2番手スタート。先頭の有吉をパスして主導権を奪った。5周回3角で有吉から抜かれたものの、すぐさまさばき返して残り5周回を押し切った。スーパーハンデ青山は3着が精いっぱいだったが、トップレーサーの意地とプライドを見せた。オートGPは99年の浜松大会で日本レコードタイム(3秒284)を叩き出してSG初V。思い出のタイトルで久々の美酒に酔った。「あの時とは年齢もレースのスタイルも違うので順応できたのは大きい。この調子でレースしたい」。今年5月に史上25人目の通算1000勝を達成したが、47歳の進化は止まらない。

 ◆伊藤 信夫(いとう・のぶお)1972年(昭47)9月17日生まれ、静岡県出身の47歳。浜松支部所属。95年6月30日登録の24期生。同期は佐藤裕二、中野憲人、浜野淳ら。通算86V(SG5V、G1・7V、G2・9Vを含む)。1メートル70、52キロ。血液型B。

続きを表示

2020年8月16日のニュース