【函館2歳S】モンファボリ 余裕の切れ味11秒6!併せ馬のお勉強「楽しそう」

[ 2020年7月16日 05:30 ]

<函館2歳S>函館芝コースを同じ厩舎の2歳馬フォルテデイマルミ(左)と併せて負い切ったモンファボリ
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 函館開催を締めくくる「第52回函館2歳S」と「第56回函館記念」の追い切りが行われた。注目は函館2歳S組。新馬戦でレコードタイムを樹立した快速娘モンファボリが芝コースでパートナーを圧倒。強さの中にも冷静さを秘め、優等生ぶりをアピールした。

 怪物娘の伝説が始まる予感がした。函館芝コースに荻野琢(レースは武豊)を背に登場したモンファボリ。フォルテデイマルミ(2歳新馬)との併せ馬。序盤はゆったりと運び、ピッチが上がったのは残り3Fから。相手の鞍上の手は動くが、こちらは涼しい顔で馬なり。楽に併入して5F67秒7、ラスト11秒6を計時した。

 切れ切れの動きに須貝師も満足そうだ。「反応が違い過ぎて、ちょっと仕掛けたら、どこまでも突き放してしまいそう。道中、折り合いがついていた点は、今日の勉強(の成果)だね」。前半の空恐ろしい表現から一転して、後半に「勉強」という一般的ワードを使ったことが興味深い。

 「指示」や「確認」といった言葉より、やはりキャリア1戦の2歳馬には、しっくり来る。完璧な戦歴を誇り「怪物」と呼ばれたフランケルの娘だが、そんなゴツいイメージではなく、小・中・高のクラスメートに必ずいた、かわいくて勉強ができる優等生。そんな雰囲気を漂わせる。

 実際、そんなタイプのようだ。「普段は本当におとなしくて変なスイッチが入らない。ゆったり歩けるし、オンとオフがしっかりできている」と指揮官は目を細める。新馬戦前にも2度、調教でまたがった荻野琢も「楽しそうに走っているんです」と口にした。明るく勉強ができる美少女だ。

 新馬戦を1分8秒7で駆け抜け、従来の記録を0秒5も塗り替えた。武豊は「速い!」と率直に称えた。412キロでのデビューだったが「そんな小ぶりに感じない。430キロはあるような感覚」とサイズ感の体感誤差を明かした。新馬戦と同じく、前半の3Fを33秒7で飛ばすなら、他馬は絡もうにも絡めない計算。ここで一番出世の座をつかみ、さらにビッグになっていく予感がする。

 ▼フランケル サウジアラビアの王族でエネイブルなども所有するアブドゥラ殿下の自家生産馬。自らが率いる英国ジュドモントファーム生産のガリレオ産駒で、10年に英国ヘンリー・セシル厩舎からデビュー。2歳時は4戦4勝。3歳時は英2000ギニーなどG14勝を含む5戦5勝で11年欧州年度代表馬に選出。4歳となった12年は全てG1で5戦5勝。再び年度代表馬に選出された。通算14戦14勝、G19連勝(通算10勝)という完璧な成績で13年から種牡馬入り。産駒は初年度から活躍。日本ではソウルスターリングがオークス、モズアスコットが安田記念を制した。

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