【NHKマイルC】猛時計ラウダシオン府中で一発ある

[ 2020年5月6日 05:30 ]

調教を終えたラウダシオン(撮影・坂田 高浩) 
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 【G1ドキュメント・栗東=5日】1週間でこうも変わるのか。この日の栗東は朝から気温がグングン上昇。小林は厚着を後悔した。競馬カレンダーもダービーへ向け、熱気を帯びていく。NHKマイルCは第1回が96年。馬券キャリアとほぼかぶる。快哉(かいさい)を叫んだレースは…記憶にない。

 穴馬を探そう。ラウダシオンは朝日杯FSを除けばオール3連対と安定して走っている。先週は新コンビを組むM・デムーロを背にCWコースで猛時計をマーク。斉藤崇師も好仕上がりを口にする。

 「先週はしっかりやりました。ジョッキーの感触も良かったし、あれで変わってくると思う。使ってきているけど、体もガッチリとしてきました」

 この中間は水曜日、日曜日とCWコースで丹念に時計を出している。併せ馬も挟む中身の濃い調教過程に、一発のにおいを感じる。担当の登藤助手も「ヘコたれる馬ではないですからね」として、言葉を継いだ。

 「普段は坂路で乗って、速いところはCWコースでとルーティンができています。日曜日もバランスが取れているかどうかを見たけど、良かったです。調子は上向いていると思います」

 唯一、着を崩した朝日杯FS8着は加速する所で前をカットされ、厳しくなった。同助手は「ジワッと加速できるかがポイント」と話すだけに、直線の長い府中はフィットしている。過去10年で前走からの距離延長組は【0・2・0・39】と芳しくない。それでも、この具合の良さなら楽しみだ。“NHKの歴史をぶっ壊す!”激走に期待する。

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2020年5月6日のニュース