【天皇賞・春】フィエールマンが史上5頭目の連覇、ルメールは史上初の盾4連勝

[ 2020年5月3日 15:47 ]

<京都11R・天皇賞春>スティッフェリオとの叩き合いを制し天皇賞・春連覇を果たすフィエールマン(手前)(撮影・亀井 直樹)
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 春の最強古馬決定戦「第161回天皇賞・春」(G1、芝3200メートル)は3日、京都競馬場で行われ、ルメール騎乗の1番人気フィエールマン(牡5=手塚)が優勝、史上5頭目となる連覇を飾った。勝ちタイムは3分16秒5。

 レースは1週目の途中からキセキが先頭に立ち、後続を引っ張ったが、最後の直線でユーキャンスマイルが内から伸びたところを外からスティッフェリオがかわし、さらに外からフィエールマンが鼻差差し切った。

 勝ったフィエールマンは父ディープインパクト、母リュヌドールの血統。ディープインパクト産駒も連覇となった。通算成績は10戦5勝。2018年の菊花賞、19年の天皇賞・春に続くJRA・G1・3勝目。これまでの同レース連覇はメジロマックイーン(1991、92年)、テイエムオペラオー(2000、01年)、フェノーメノ(13、14年)、キタサンブラック(16、17年)が記録していた。

 鞍上のルメールはモズアスコットで勝った今年のフェブラリーS以来のJRA・G1通算29勝目で史上初の天皇賞4連勝を飾った。2018年秋をレイデオロ、19年春をフィエールマン、同秋をアーモンドアイで勝利している。これまで天皇賞3連勝は武豊(1989年春イナリワン、同秋、90年春スーパークリーク)、和田(2000年春、秋、01年春テイエムオペラオー)が記録していた。

 管理する手塚師はJRA・G1通算6勝目。天皇賞・春はフィエールマンとともに2連覇となった。

 鼻差の2着にスティッフェリオ、さらに2馬身半差の3着にミッキースワローが入った。

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