【天皇賞・春】去勢初戦ダンビュライト得意の京都で変身

[ 2020年5月1日 05:30 ]

厩舎周りで運動するダンビュライト
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 【G1ドキュメント・栗東=30日】6歳春を迎え、新たな一歩を踏み出す。ダンビュライトは昨秋のジャパンC14着後に去勢。一昨年の天皇賞・秋は芝コースに入る際に放馬して競走除外、前走も返し馬でテンションが高くなって力を発揮できず。そんな気性を改善すべくセン馬になるのと同時に放牧でリフレッシュ。今年初戦のここに備えてきた。去勢効果が気になった柏原は浜田助手の元へ。以前との違いを尋ねた。

 「パンとスイッチが入ると、どうなるか分からない。ただ元々馬っ気があるわけじゃないし、トレセンにいる分には手がかからない。だから正直、去勢前との違いはレース当日にならないと分からないんだよね」

 はっきり目に見える効果はない。ただ、きっかけになる可能性は十分。京都でやれるのも好材料だ。東京だと地下馬道から上がってダートコースを横切らないといけない。それが合わないのかテンションが急上昇しがち。その点、京都は地下馬道から直接、芝コースに入る形態でスムーズに馬場入りできる。実際、京都は昨年の京都記念V、京都大賞典2着など【1・1・1・1】と相性がいい。

 1週前は坂路でインディチャンプ(5歳オープン)と併せて首差先着。4F50秒7と1番時計を叩き出した。そのインディチャンプは先週マイラーズCで貫禄勝ち。国内最強マイラーからVリレーのバトンを託された。水曜の最終追いも言うことなし。「折り合いは全く問題ないタイプ。心臓が強いから3200メートルでもバッタリ止まることはないと思うよ」。サンライズノヴァがフェブラリーS3着、モズスーパーフレアが高松宮記念Vと存在感を示している音無厩舎。いい流れに乗っていく。

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2020年5月1日のニュース