【蒲郡・オールジャパン竹島特別】湯川 カド一撃G1・12V!来月地元SGへ弾み

[ 2020年4月20日 05:30 ]

オールジャパン竹島特別を制しトロフィーを手に笑顔の湯川
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 蒲郡のG1「オールジャパン竹島特別・開設65周年記念」は19日、12Rで優勝戦が行われた。3コースのカドを選択した湯川浩司(40=大阪)がスタート一気に内2艇をまくって快勝。17年6月の若松周年記念以来12回目のG1制覇を飾り、賞金1000万円を獲得した。まくり差した茅原悠紀が2着、最内を差した森定晃史が3着。なお、1号艇の峰竜太は1Mエンストにより失格となった。

 奇襲が決まった。湯川が何と3カド。スタート特訓でも展示でも見せなかった秘策を繰り出した。そしてコンマ10の鋭発。内枠勢をのみ込んだ。これぞボートレースの華。「まくり」での優勝に笑顔がはじけた。

 「とてもうれしい。スタートは気持ち良く行けた。“3カドの方がいいんじゃないか”とアドバイスをもらっていた。ガッツリ伸び型にしていって、かなりパンチが利いていたと思う」

 節間を通して伸びは節イチ。1枠だった準優勝戦こそ伸びを落として手前寄りの調整にしていたが、優勝戦では破壊力を取り戻していた。「これからも伸び型の調整で勝負していきたい。決定力がないと上の舞台では活躍できないので」

 先月のG2びわこ「秩父宮妃記念杯」に続くG1制覇。10年大村グランドチャンピオン以来となるSG戴冠へ期待が高まる。来月には地元住之江でSGオールスターが行われる。視線はそこに向いている。「長らく住之江のSGで活躍できていない。優勝したいね」。かつて“快速王子”の異名を取った男。地元での奮闘を約束した。

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2020年4月20日のニュース