【川崎・クラウンC】ウタマロ3連勝で重賞初V!

[ 2020年4月16日 05:30 ]

クラウンカップ優勝のウタマロの口取り。笑顔の酒井騎手(右)
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 3歳重賞「第23回クラウンカップ」(S3)が15日、川崎競馬場で行われた。3番人気のウタマロが直線抜け出し優勝。3連勝で重賞初制覇した。手綱を握った酒井にとっては南関東での重賞は09年大井記念(ライジングウェーブ)以来となった。また、同馬と2着マンガンには「第65回羽田盃」(S1、29日、大井)への優先出走権が与えられた。

 石崎の代打騎乗となった酒井が大きな仕事をやってのけた。「跳びが大きいので早めに仕掛けた方がいい」とレース前から作戦を練っていたが、その青写真通りに騎乗してタイトルをもぎ取ってみせた。向正面では7番手。そこから一気にまくっていくと直線では先頭に。マンガンにゴール前では半馬身差まで詰め寄られたがしぶとく押し切った。「長くいい脚を使う馬。距離が延びても大丈夫」と酒井はクラシックに向けて太鼓判を押した。矢野師も「素直で乗りやすい馬。大井も合いそうだね」と確かな手応えを感じ取った様子だった。

 2着マンガン(山崎誠)行き脚がつかなくて後方のポジションに。エンジンがかかってからいい脚を使ってくれただけに悔しい。

 ◆ウタマロ 父アイルハヴアナザー 母ウキヨエ(母の父アグネスタキオン) 牡3歳 船橋・矢野義幸厩舎 馬主・菊地博氏 生産者・北海道新ひだか町の幌村牧場 戦績7戦4勝 総獲得賞金2648万円。

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2020年4月16日のニュース