【川崎】64歳森下 ラストランは4着 関係者に感謝「無事最後まで騎乗できた」

[ 2020年3月7日 05:30 ]

<川崎>ラストランを終えた森下は誘導馬に騎乗し、同騎手の勝負福を着た今野(左)と握手しながら記念撮影
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 森下博(64=川崎)が6日、川崎8Rのエスプリブラウンに騎乗、ラストランを4着で終えた。最終成績は通算2万2994戦2676勝。

 直線7番手から末脚を伸ばしたが、大外枠も響いて勝利はならなかった。だがゴーグルを外すとサバサバとした表情で下馬。「最後だから勝ちたかった。4コーナーを回って悔しいな、と。それでも無事最後まで騎乗できてホッとしている。関係者のおかげで、ここまでやってこられたことに感謝している」と頭を下げた。

 4日には64歳10カ月での勝利。自ら持つ国内最年長勝利記録を塗り替えた。「最後勝てたのは本当に良かった。ラスト騎乗になった馬と同じ馬主のエスプリシーズ(04年川崎記念)が一番の思い出の馬。今後も厩舎で働くつもりだし、何も変わらないよ」。騎手としてひと区切りつけたベテランは、まだまだホースマン人生を歩んでいくつもりだ。また、新型コロナウイルスの影響で延期された引退式は、4月の川崎開催で行われる予定だ。

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2020年3月7日のニュース