【下関・競帝王決定戦】白井 地元周年2V!無観客に寂しさも「モニター越しに気迫を伝えたい」

[ 2020年3月2日 05:30 ]

開設65周年記念を制してトロフィーを手にする白井英治
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 ボートレース下関・開設65周年記念G1「競帝王決定戦」の優勝戦(優勝賞金1000万円)が1日、12Rで争われ、1号艇の白井英治(43=山口)が力強く逃げて通算12回目のG1制覇。2着に吉川、3着に新田が入線した。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4日目から無観客で行われたシリーズも最後まで白井劇場。地元エースが63周年記念に続く2回目の当地周年記念Vを成し遂げた。

 下関では準優の逃げでイン戦23連勝、優勝戦1号艇時は15連勝中と、予選首位を決めた時点で優勝は約束されたようなものだった。順風満帆に見えるが「(1月の)徳山周年記念がね…。あれは本当に悔しかった。おそらく、あれが今年一番悔しい出来事ですよ」。徳山周年記念は3日目5Rで不良航法により減点を喫し、同じ日の12Rは5着に敗れ、まさかの予選敗退。今節は悔しさをエネルギーに変えて“地元記念”で結果を出した。

 表彰セレモニーはピットで行われ、ファンに雄姿を生で見せられなかった。「寂しいけど、応援してくれる方々のために、モニター越しに伝わるような気迫あふれるレースをしていきたい」と誓った。地元エースは最後に「いいお酒が飲めます」と笑って締めた。

 通算19回目、初の4連続優勝を飾った下関では、年度が替わって来月の4日から66周年記念、8月にはSGメモリアルが開催。これからも重要なレースがめじろ押しだ。「理想はグランプリ出場権を確保した状態でメモリアルに臨む」と、年頭に立てた目標に向けて突き進む。

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2020年3月2日のニュース