高市調教師 64歳で死去…17年がん発見、18年復帰も再び入院

[ 2020年2月19日 05:30 ]

64歳で亡くなった高市調教師
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 昨年のJRA賞最優秀障害馬シングンマイケルなどを管理したJRA調教師、高市圭二(たかいち・けいじ)さんが17日午前11時6分、茨城県土浦市の病院で死去した。64歳。千葉県出身。通夜は24日午後6時、葬儀・告別式は25日午後0時30分から、いずれも茨城県美浦村美駒2500の2、美浦トレセン厚生会館分館2階大ホール=(電)029(885)1997=で。喪主は長男憲吾(けんご)氏。葬儀委員長は手塚貴久・日本調教師会関東本部長。

 17年にがんが見つかり、闘病を続けていた。18年にいったん現場復帰。治療を受けながら厩舎業務をこなしたが、その後、再び入院していた。

 騎手、調教助手を経て、96年にJRA調教師免許を取得。98年の京成杯(マンダリンスター)でJRA重賞初勝利を挙げた。帝王賞(大井)、東京大賞典(同)の交流G1など地方を含めて重賞9勝のファストフレンド、同重賞8勝のビーマイナカヤマなどを育てた。昨年12月の中山大障害がJRA・G1初制覇だった。シングンマイケルなど全管理馬38頭は18日、大江原厩舎に転厩した。

 ◆高市 圭二(たかいち・けいじ)1955年(昭30)8月18日生まれ、千葉県出身。78年に騎手デビューし、90年の引退までにJRA25勝を挙げた。96年、調教師に転身し、同299勝(うち重賞9勝)。99、00年には優秀調教師賞を受賞した。

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2020年2月19日のニュース