【フェブラリーS】地方の雄ブルドッグが中央食う!“1レース限定移籍”で一発に自信

[ 2020年2月19日 05:30 ]

<フェブラリーS>坂路を駆け上がるブルドッグボス(撮影・亀井 直樹)
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 ダート頂上決戦「第37回フェブラリーS」は23日、東京競馬場でゲートイン。昨年の地方年度代表馬ブルドッグボス(牡8=加用)はこの一戦のみJRAに移籍しての参戦。地方&中央でのG1制覇を狙う。火曜追いを行った、メイセイオペラ以来21年ぶりの地方馬Vを目指すノンコノユメ(セン8=大井・荒山)など南関東所属馬の前に立ちはだかるのは、JBCスプリントでJRA勢を返り討ちにした“地方の雄”かもしれない。

 17日の「NARグランプリ2019」の式典で地方年度代表馬として表彰されたブルドッグボス。翌18日朝、馬の姿は栗東トレセンの坂路にあった。フェブラリーS出走に向け、加用厩舎で調整中。禁止薬物検出問題を受け、同馬を管理する浦和・小久保師の調教師免許が昨年4月から今年3月まで南関東限定に制限されているため、陣営が異例となる“1レース限定”のJRA移籍を決断した。

 元々、デビューはJRAだった。2歳から順調に勝ち星を挙げ、オープン競走を3勝。しかし、重賞は勝ちきれず5歳半ばで地方に転出した。「大レースを勝てる潜在能力の高さは感じていたが、以前は筋肉のパワーに骨や腱がまだついていけていなかった。年を取ってそれがようやくかみ合ってきた」と小久保師。脚部不安で6歳春から1年以上休養したが、その後は成長を重ね、昨年JBCスプリントでG1初V。地方代表としてコパノキッキングなどJRA勢を撃破した。

 3年ぶりとなる“JRAのブルドッグボス”。バトンを受け取った加用師は「転厩初戦で調整は手探り。でも、G1を勝っている馬だから。坂路での動きもいい。8歳で精神的にどっしりしているし、エビ(屈腱炎)をこれだけ克服する馬も珍しい」と目を細める。環境の変化にも動じず、調整は順調そのものだ。「やってみないと分からないが、差し馬だから小回りの浦和より直線が長い府中はいいと思う。人気薄で気楽にね」と一発を狙っている。

 小久保師も異口同音だ。「大井マイルで勝っているし、以前よりズブさが出ているので東京マイルは合う」と条件替わりを歓迎。「まずはここで頑張ってほしい。JRAに移籍してフェブラリーSに挑戦することはこの馬にとってプラスになる経験だと思う」。大目標のJBCスプリント連覇より先に、JRA・G1制覇の大手柄へ。ブルドッグが闘志をたぎらせている。

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