【船橋・報知グランプリC】ディオーネ重賞初V 岩田康の圧巻逃げ

[ 2020年2月13日 05:30 ]

サルサディオーネの鞍上岩田康誠騎手はガッツポーズをみせる(撮影・河野 光希)
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 「第56回報知グランプリカップ」(S3)が12日、船橋競馬場で行われた。5番人気のサルサディオーネが逃げ切り優勝、重賞初制覇となった。同馬と2着タービランスには「第65回ダイオライト記念」(G2、3月11日、船橋)と「第32回かしわ記念」(G1、5月5日、船橋)への優先出走権が与えられた。

 好スタートを切った岩田康が押してハナに立ったところで勝負は決まっていた。以前に騎乗して「逃げたらしぶといのは分かっていた」と岩田康が振り返ったように馬も落ち着いて、道中脚をためながらの流れ。当然直線を向いてもその末脚は衰えることはなかった。余裕を持っての1馬身半差のゴール。「状態がだいぶ良くなっていたし、すんなり行ければ…と思っていたがその通りの展開だった」と堀師もしてやったりの表情。次走は牝馬重賞エンプレス杯(3月5日、川崎)となったが、さらなるタイトル奪取へ視界が広がってきた。

 2着タービランス(森)いい競馬ができたが、逃げ馬を楽に行かせすぎた。今日は展開のアヤ。

 3着ヤマノファイト(吉原)馬は良くなっていた。勝ち馬にスローで逃げられては…。 

 ◆サルサディオーネ 父ゴールドアリュール 母サルサクイーン(母の父リンドシェーバー) 牝6歳 大井・堀千亜樹厩舎 馬主・菅原広隆氏 生産者・青森県東北町の荒谷牧場 戦績27戦5勝(南関東8戦1勝) 総獲得賞金1億1247万7000円。

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2020年2月13日のニュース