【AJC杯】ブラスト 貫禄増し増し!実績断トツ唯一のG1馬が勇躍始動

[ 2020年1月21日 05:30 ]

AJC杯で始動するブラストワンピース
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 暮れから続いた冬の中山シリーズも最終週。日曜メイン、伝統の古馬重賞「第61回AJC杯」の主役は18年有馬記念優勝馬ブラストワンピース(牡5=大竹)だ。昨秋の凱旋門賞(11着)は近年でもまれな歴史的道悪に苦杯を喫したが、有馬記念を含めた重賞4勝の実績は断トツ。スピードシンボリ、グリーングラス、スペシャルウィークなど幾多の名馬が優勝馬に名を連ねる新春G2で貫禄を誇示し、2度目のG1制覇に向け再飛躍だ。

 勇躍始動。昨秋の凱旋門賞(11着)に挑んだブラストワンピースが思い出の中山で再出発する。日本馬悲願Vの期待も集まったパリロンシャンの最高峰。しかし、レース前日に加え、当日朝も降り注いだ雨が夢を砕いた。スタートこそ互角に出たが、鞍上・川田が手綱を押しても向正面では追走に苦労するシーン。大竹師は「下を気にして、やはり馬場の影響は大きかった。スタートして間もなく手応えがなくなったそうです」と述懐する。

 10月9日に帰国。16日にノーザンファーム天栄(福島)に移動し、細心の注意を払って調整を進めた。ジャパンC当日の11月24日、所属するシルクホースクラブがHPで一昨年制した有馬記念回避、AJC杯で始動の指針を発表した。「馬場の悪い中で走った分、それなりのダメージはあったので有馬は自重。それでも放牧先ですぐ普通のところは乗れていた」(同師)。

 年が明けて今月4日、美浦帰厩。帰国直後は一時減った体はみるみる回復し、誰もが目を見張る雄大な体はさらにビッグになった。帰厩時は560キロ。国内戦の前走・札幌記念V時が536キロ(凱旋門賞は馬体重発表なし)だから、20キロ以上増えた計算だ。指揮官は「過去最高体重ですね。ただ腹周りに余裕はあっても、脂肪は付いていない」と分析。16日の1週前追いについては「まだモタモタしていましたね。このひと追いで変わってくれれば」とレース当週でさらに一段階ギアを上げたい思惑だ。

 登録馬13頭中、ただ1頭のG1優勝馬。レイデオロを完封した18年有馬記念Vの実績は光り輝いている。さらに昨春の目黒記念(8着)で59キロ、前走・凱旋門賞で59・5キロを背負ったことを考えると、別定57キロと負担も軽減されている。同師は「重い重量も経験したが、軽いに越したことはない。海外遠征帰りなので慎重にならざるを得ない面もありますが、この馬の力を出してくれれば」と愛馬に託した。有馬記念V以来、約1年1カ月ぶりの中山登場。G1馬の貫禄で好発進を飾れば、海外再進出の夢が膨らんでくる。

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