【阪神C】アレグリア、独走重賞3勝目!レースレコード&史上最大着差

[ 2019年12月22日 05:30 ]

直線で抜け出し快勝するグランアレグリア(撮影・亀井 直樹)
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 「第14回阪神カップ」が21日に阪神競馬場で行われ、今年の桜花賞馬グランアレグリアが5馬身差圧勝で1番人気に応え、重賞3勝目。鞍上のクリストフ・ルメール(40)はアーモンドアイに騎乗する有馬記念に弾みをつけた。

 格が違った。レースレコード1分19秒4で、レース史上最大着差。レースを終えたルメールは「凄い、凄い」と絶賛した。中団追走から手応え抜群で直線へ。ムチは不要。異次元の末脚で逃げ馬をかわすと、そこからは独走状態だった。7カ月半ぶりの実戦とは思えない圧巻の走り。ルメールは「自信を持って乗りました。彼女の反応にはビックリしたし、内から馬群を割って、凄くいい脚を出してくれた。今日は力が違いましたね」と舌を巻いた。

 中山競馬場でレースを観戦していた藤沢和師も「着差もつけて強かった。ひと息入れて馬が良くなったんだろうね」と愛馬を褒め称えた。今後については「距離はマイルも大丈夫だし、来年を楽しみにしています。次走はオーナーサイドと相談して決めます」。長い休養を経てさらにパワーアップ。今後の選択肢が大きく広がり、来年の大活躍に期待が集まる。

 ルメールは最高の形で有馬記念へ。アーモンドアイと臨む大一番に向け、「9番はいいポジションだと思う。彼女の普通の脚を出せたら楽しみです」と余裕の表情だった。

 ◆グランアレグリア 父ディープインパクト 母タピッツフライ(母の父タピット)牝3歳 美浦・藤沢和厩舎所属 馬主・サンデーレーシング 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績6戦4勝 総獲得賞金2億6704万9000円。

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2019年12月22日のニュース