【チャンピオンズC】インティ90点 おっとりでも剛脚“居眠り磐音”

[ 2019年11月26日 05:30 ]

鈴木康弘「達眼」馬体診断

<チャンピオンズC>7連勝でG1初制覇を飾ったフェブラリーS同様、張りに満ちた体つきをしているインティ(撮影 亀井 直樹)
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 インティは7連勝でG1初制覇を飾ったフェブラリーS同様、張りに満ちた体つきをしています。持ち前の逃げ脚を支える浮き上がった腱も健在。だが、表情は一変しました。フェブラリーS時は気負い込んで耳を切っ先鋭い刃物のように立て、強い眼光を放っていましたが、今度は耳を左右に開き、おっとりした目を正面に向けています。今にも眠ってしまいそうな顔。この変化をどう受け止めるか。

 ジャパンCの馬体診断では顔つきが優しくなったスワーヴリチャードについてこう記しました。「気性の成熟なのか、あるいは闘争心の欠如なのか。私は成熟と受け止めたい」。インティが見せた表情の変化も成長と捉えたい。あまりにも前向き過ぎる気性が少し解消されてきたのでしょう。

 作家・佐伯泰英氏の時代小説シリーズ「居眠り磐音(いわね)」を思い起こします。主人公の坂崎磐音は「縁側で日なたぼっこをしている年寄り猫のよう」と評されるほどおっとりした性格ですが、太刀を持てば「居眠り剣法」で悪を断つ。5月に公開された同名の映画では松坂桃李が演じています。穏やかな顔に変わったインティも抑えの利く逃げで後続の追走を断つか。

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