【マイルCS】未完の大器レイエンダいざ1冠へ絶好調

[ 2019年11月14日 05:30 ]

追い切りを行ったレイエンダ (撮影・西川祐介)
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 【G1ドキュメント・美浦=13日】G1初挑戦とあって前評判はそれほど高くないが、血統的な魅力は出走馬の中でも随一。管理する名伯楽・藤沢和師も「やっとこの場所まで来ることができて、喜んでいます」と目を細める逸材が、次週のジャパンCに挑むダービー馬レイデオロの全弟レイエンダだ。朝一番でWコースに姿を見せた“未完の大器”の最終調整を、鳥谷越は双眼鏡で追った。

 大きく離れた前方で併せ馬をする僚馬2頭を目標にスタート。落ち着き払った雰囲気でスピードを上げていく。馬なりのまま最後まで追いつかずに単走だったが非常にバネの利いたフットワークで気配は申し分ない。指揮官も「夏から使っているし、輸送もあるし、こんなものでいい」と、普段通りの穏やかな表情で順調さをアピールした。

 新馬戦を圧勝も、その後に骨折が判明。復帰後も伸び悩んだ時期があったが、4歳を迎えた今年はエプソムCで重賞初制覇。前走の富士Sでも出遅れながら桁違いの末脚で2着まで追い込み、ようやく軌道に乗ってきた。師は「強い相手にゴール前まで頑張ってくれた。今度はG1で難しいレースになるが、ジョッキーは慣れているので」と、兄の主戦も務めるルメールに全幅の信頼を置いている。

 ただし、レースに向けては慎重だ。「G1で時計が速くなるから、そこは心配している。ここでどんな競馬ができるのか。来年もあるので楽しみにはしている」。それでも、力強い口ぶりには確かな手応えがにじんだ。実績は見劣っても、未知の魅力はたっぷり。兄レイデオロに続いてG1ホースへ。名伯楽の見立てを上回る速さで、その域に到達する可能性も十分ある。

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