【京王杯2歳S】ビジョン雪辱V　函館の借り返す超速レコード決着

京王杯2歳Sを制したタイセイビジョン（撮影・西川祐介）
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　函館の借りを東京で返した。タイセイビジョンは函館2歳S（2着）は遅れたスタートもバチッと決め、6番手で行きたがるぐらいの行きっぷり。函館で先着を許したビアンフェを直線で楽々抜き去った。ルメールは「今日はスタートが速かった。行きたがってコントロールは結構難しかったけど、最後はいい脚。リラックスすれば、1600メートルも大丈夫」と評価した。

　函館2歳S直後、鞍上から「もう少し距離があって、広いコースが合う」と進言があり、西村師は早々と京王杯2歳Sを目標に定めた。指揮官は「期待通りでした。馬も力をつけ、自分から行く気になっているでしょう。掛かる面があったので、そのあたりは今後の鍵」と振り返った。次は2歳王者決定戦・朝日杯FS（12月15日、阪神）が候補。師は「ジョッキーの都合もあると思うので、相談して考えます」と言葉を弾ませていた。

　◆タイセイビジョン　父タートルボウル　母ソムニア（母の父スペシャルウィーク）牡2歳　栗東・西村厩舎所属　馬主・田中成奉氏　生産者・北海道安平町ノーザンファーム　戦績3戦2勝　総獲得賞金5753万8000円。