【みやこS】スマハマ、強敵撃破でさあG1舞台へ 59キロインティとの3キロ差を生かす

[ 2019年10月29日 05:30 ]

重賞初制覇を狙うスマハマ
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 今週のJRAはG1こそないが4重賞に期待馬が目白押し。砂の猛者がそろう「みやこS」でスマハマが重賞初制覇を狙う。フェブラリーSの覇者インティが立ちはだかるが、強敵を倒さなければ未来は開けない。大目標に据えるチャンピオンズC(12月1日、中京)の出走を確定させるためにも狙うは何が何でも1着だ。

 前走・名鉄杯を日本レコードで快勝したスマハマにとって、今回が最重要の一戦となる。勝って賞金を積まないことにはG1出走はおぼつかない。だが、目前にそびえるのはフェブラリーS勝ち馬インティの高い壁だ。

 初対決だった1月の東海Sでは1着インティ、3着スマハマ。その差は実に1秒4もあった。これは厳しいか…。いやいや、木下助手は白旗を揚げるどころか大いに逆転を期待した。「あの時は完敗。でも、こちらは骨折明けで8カ月ぶりの実戦だった。正直に言えば“無事に帰ってきてくれれば”というところもあった。調教に乗っている喜多助手も“東海Sに比べれば数倍、具合がいい”と話している。あの差は詰められるはず」

 当時は共に重賞未勝利だったが、ライバルは東海Sに続いてフェブラリーSも勝ち、ダート界を制圧。一歩も二歩も前を行かれることとなったが逆に恩恵もある。インティは今回59キロ。スマハマは56キロ。東海Sで1キロだった重量差は3キロに広がった。

 「東海Sと同じく休み明けだが今回はケガではなく、夏が弱くて休んでいただけ。実は名鉄杯を勝った時も“(この暑さをよく)持ちこたえたな…”という状態だった。涼しくなった分、間違いなく状態は良くなっている。G1に出るには今のままでは賞金が足りない。2着でもどうか。何とか獲りたいレース」

 勝てばチャンピオンズCの優先出走権が手に入る。スマハマとは兵庫県の須磨浜海岸のこと。まさに波に乗って、自ら未来を切り開きたい。

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2019年10月29日のニュース