【菊花賞】(11)シフルマン、逆襲ドラマの予感 ラスト11秒5締め

[ 2019年10月18日 05:30 ]

CWコースで追い切るシフルマン (撮影・平嶋 理子)
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 【G1ドキュメント・栗東=17日】朝一番、気温計は13度を示していた。えっと思った新谷だが不思議と寒さは感じない。菊花賞、天皇賞・秋を目指して次々と追い切る有力馬の熱気に、体の芯が熱くなっているからだと思えた。

 菊花賞組で目を引いたのは神戸新聞杯(6着)からの巻き返しを狙うシフルマンだった。松山を背にCWコースで単走。人馬の呼吸はぴったり合って双眼鏡越しにもスムーズな加速ぶりがよく見えた。ゴーサインが出てからの加速が圧巻。ラスト1Fは切れ切れの末脚を繰り出し、11秒5でまとめた。

 これは陣営も好感触だろう。最も聞きたかったのは中川助手の言葉だ。「予定通りの調整ができた。松山騎手も“反応が良くなっている”と言ってくれた。すぐに息が入ってケロッとしていたよ」

 前走・神戸新聞杯は押し出されてハナを切る形。断然人気を集めたサートゥルナーリアにぴったりマークされる厳しい流れだった。「少頭数で超スローペース。厳しい展開になってしまった」。今回は淀の3000メートルが舞台。初めて経験する距離について、こう語った。「競馬が上手なので2、3番手で前を見ながら運ぶ形が理想。距離はやってみないと分からないが頑張ってほしい」。最後に、こうつぶやいた。「何かドラマ起きへんかな…」

 このつぶやきを聞けたことが重要。人事は尽くしたということだ。新谷は勝負に生きる男の本音に触れることができたような気がした。

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