藤田菜七子、JRA女性騎手初の重賞V「ホッとした」「大井の直線がこんなに長く感じたのは初めて」

[ 2019年10月2日 20:31 ]

コパノキッキングで東京盃を制し、笑顔がはじける藤田菜七子(撮影・島崎忠彦)
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 藤田菜七子(22)が2日、交流G2「第53回東京盃」(大井ダート1200メートル)で圧倒的1番人気コパノキッキング(セン4=村山)に騎乗して優勝。自身24度目の重賞挑戦(JRA、地方交流競走を含む)で悲願の初制覇を果たした。JRA所属の女性騎手が重賞を勝利するのは初めて。

 2枠2番。スタートで馬群に包まれてしまう可能性もある枠順だったが、好スタートを切ると、先頭へ抜け出す。最終コーナーもトップで回ると、最後の直線も後続を突き放してゴールした。2着は7番人気のブルドッグボス、3着は4番人気のサクセスエナジーだった。

 今年2月のG1「フェブラリーS」からコンビを組み、過去3走は5、2、3着だった菜七子とコパノキッキング。近2走で先着を許した馬が不在となった今回は見事に圧倒的な人気に応えた。

 優勝インタビューで「ありがとうございます。凄くホッとした気持ちが大きい。とても嬉しい。どう乗ろうか、最後まで悩んだが、ゲートを出たら主張していこうと思った。大井の直線がこんなに長く感じたのは初めてでした」と笑顔。

 「オーナー、先生、厩務員、ファンの方々の期待を背負ってましたので、ほっとした。馬にはありがとうと伝えたい」と感謝の思いを述べてから「大井競馬場に足を運んでいただきありがとうございます。今日勝つことできました。これからも一鞍、一鞍頑張っていきますので応援よろしくお願いします」とさらなる活躍を誓った。

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