【山陽・G1プレミアムC】圭一郎、復調のG1連勝 トップSから快勝

[ 2019年9月26日 05:30 ]

プレミアム初Vの鈴木圭一郎がガッツポーズ。左は兄貴と慕う中村雅人       
Photo By スポニチ

 特別G1「プレミアムカップ」の優勝戦が25日、山陽オート最終12Rで行われた。人気は鈴木圭一郎と青山周平で二分したがスタートが明暗を分けた。トップSで先手を奪ったのは圭一郎。一方、青山は5番手と遅れ、さばいて2着浮上が精いっぱい。3着には佐藤摩弥が入った。圭一郎は当大会初V。前節浜松スピード王決定戦に続くG1連勝を飾り、通算9度目のG1勝利となった。

 前節までSに不安を抱えての山陽入りだった圭一郎。だが、今回換えたクランクにパワーをもらってSがよみがえった。そのクランクは“お父さん”とも慕う栗原勝測から譲り受けたもの。「20年くらい使ってない化石です。きれいに洗いました。昔のクランクは凄い」と初日から抜群の手応え。

 優勝戦は内に青山がおり、Sの良しあしを図るには絶好の機会。よみがえった圭一郎はトップSから3・354の超絶タイムでぶっちぎってみせた。

 今年3月24日、当地の準決で落妨。それから不調に陥った。「悩んで痩せました…」と苦闘の日々が続いた。今節は同じ山陽、同じプレミアムG1。その事故が頭をよぎったこともあったが、そのトラウマと格闘しながらの快勝は大きな転機となるはず。ここから強く速い圭一郎が爆走モードに入る。

続きを表示

2019年9月26日のニュース