【中山2R】菜七子 自厩舎に100戦ぶり白星!根本師管理馬グレイトホーンで今年29勝目

[ 2019年9月22日 05:30 ]

中山2Rを自厩舎のグレイトホーンで勝った藤田菜七子(右端が師匠の根本師)
Photo By スポニチ

 孝行娘だ。藤田菜七子(22)が21日、中山2R(2歳未勝利戦、芝1600メートル)を3番人気グレイトホーン(牡=根本)で制し、自身が持つ女性騎手のJRA年間最多勝記録をさらに更新する今年29勝目(JRA通算76勝目)を挙げた。菜七子の自厩舎でのJRA勝利は昨年6月17日(東京3R)にベルクカッツェ(牡4)で勝って以来、約1年3カ月ぶり。根本康広(63)厩舎の管理馬に100戦ぶりとなる白星をもたらした。22日も中山で騎乗し、「第65回オールカマー」(G2)でのトニーファイブなど計8鞍がスタンバイしている。 オールカマー

 師弟に笑顔がはじけた。菜七子が手綱を取った自厩舎のグレイトホーンが初勝利。99連敗中だった根本師の管理馬に、約5カ月ぶりの白星をプレゼントした。

 「道中しっかり我慢してくれたので、しまいにいい脚で伸びてくれました。レースにも調教にも毎回乗せてもらって、馬の成長を感じていました」

 番手の競馬を想定していた菜七子だったが、スタートダッシュがつかず、デビュー3戦目で初めて中団を進んだ。それでも、必死に行きたがる相棒をなだめて折り合いをつける。最後の直線は抜群の手応え。メンバー2位となる上がり3F34秒9で抜け出し、2着馬に2馬身差つける完勝だった。

 2週連続Vを飾った菜七子にとっても、自身が所属する根本厩舎の馬で勝利したのは約1年3カ月ぶり。厩舎の管理馬としても、今年4月20日のニシノアマタ以来、実に100戦ぶりの勝利となった。グレイトホーンの前走馬体重からプラス12キロは成長分。中間の気配も絶好だったため、根本師も珍しく「菜七子もここで決めなきゃダメだ」とプレッシャーをかけてきた。見事に期待に応えた孝行娘に、同師はレース後「菜七子は、(他厩舎の)いい馬にたくさん乗って、勝ち方を体が覚えてきた印象」と目を細めた。

 菜七子の成長を支える要因の一つが“厩舎力”だ。現在、根本厩舎には丸山、野中、菜七子と騎手が所属。根本師も「3人で調教はこうした方がいいと話し合っているし、菜七子も積極的に意見を言う。先輩の話を聞いて、自分でも考えながら毎日を過ごせるのはいい」と言う。

 同馬のオーナーである犬塚悠治郎氏は「距離はマイルくらいか、もうちょっと短い方が良さそう」と、次走としてG2「京王杯2歳S」(11月2日、東京芝1400メートル)を最大目標に置く。同レースは前走からの距離短縮組に好走歴が多く、デビュー戦で東京コースを経験しているのも有利だ。晩秋には、菜七子が開業22年目で根本厩舎に初の重賞制覇をもたらすかもしれない。

続きを表示

「2019 マイルCS」特集記事

「東京スポーツ杯2歳S」特集記事

2019年9月22日のニュース