【まるがめ・ルーキーシリーズ】中田 まくり差しでV

[ 2019年7月31日 05:30 ]

まくり差しで優勝を決めた中田
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 まるがめボートの「スカパー!・JLC杯争奪ルーキーシリーズ第11戦、京極若武者決戦」優勝戦が30日、第12Rで行われた。大混戦の1マークを5コースからズバッと切り裂いた中田達也(25=福岡)が優勝。2着は竹田。佐藤隆が3着で3連単は6万2760円の波乱となった。

 5コースだが準備は怠らなかった。勝つためにシミュレーションした。その通りの展開になった。最も驚いたのは当の中田だろう。狭い差し場に瞬時の判断で飛び込む。迷いはなかった。今年がルーキー戦卒業イヤー。中田が表彰台で胸を張った。

 「優勝戦が一番いい足だった。試運転は宮之原(輝紀)君と一緒だったけど、その後に悪い部分を見つけて修正したら良くなった。(3節前に)ウエスタンヤングで、まるがめを走っていたことも強みだった。初めてダッシュ戦で優勝できたことがうれしい」

 スタート展示から佐藤隆が3カドにする枠なりの2対4。5号艇の中田にとってありがたくない進入だった。だが、それも織り込んで策を練った。佐藤隆のまくりにイン前田、2コースの近江が抵抗。4コースの竹田に絶好の展開が訪れた瞬間、スピード十分のまくり差しが鮮やかに決まった。人事を尽くすと、時には天命が舞い降りる。中田は笑顔で語った。「次は昼間のレース場でも優勝したい。そしてA1に上がりたい」

 113期の卒業記念チャンプが飛躍のきっかけをつかんだ。ここからA1、そしてさらに上を目指していく。

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2019年7月31日のニュース