【Kジョージ6世&QES】シュヴァル6着…マーフィー「馬場が重かった」

[ 2019年7月28日 05:30 ]

 英G1「キングジョージ6世&クイーンエリザベスS」が27日(日本時間同日深夜)、アスコット競馬場で行われ、日本から参戦したシュヴァルグラン(牡7=友道)は11頭立ての6着に敗れた。勝ったのは最強牝馬エネイブル(牝5=英ゴスデン)で、11連勝&G1・9勝目。史上初の凱旋門賞3連覇へ弾みをつけた。 レース結果

 馬場に泣いた。金星を狙ったシュヴァルグランはマーフィーを背に6番ゲートからスタート。道中は中団後ろにつけたエネイブルの直後を追走。だが、最終コーナー手前の勝負どころで追い上げ始めた勝ち馬に付いていくことはできなかった。最後まで懸命な走りを見せたが6着浮上が精いっぱい。「この馬にとっては馬場が重たかった。100%の力を発揮できなかった」とマーフィー。友道師も「状態は申し分なかったが…。パンパンの良馬場でやりたかった。そこだけ悔いが残る」と雨の影響を敗因に挙げた。

 17年のジャパンCを制し、海外初挑戦の前走・ドバイシーマCでも2着。世界の強豪相手に好戦してきた同馬が今回挑んだのは、ダンシングブレーヴ、ラムタラなど数々の名馬が勝った英国を代表するビッグレース。06年に3着に敗れた父ハーツクライの雪辱を果たすことはできなかった。

 次走は予定通り英G1インターナショナルS(8月21日、ヨーク芝2050メートル)に向かう。「次につながるレースだった。てるてる坊主を作って頑張ります」と師。05年にゼンノロブロイが2着した日本ゆかりの舞台で巻き返しを狙う。

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2019年7月28日のニュース