サブちゃん、ブラック初年度産駒の大トリゲット!豊も2年後心待ち

[ 2019年7月10日 05:30 ]

セレクトセール2019   2日目 ( 2019年7月9日    北海道苫小牧市 ノーザンホースパーク )

北島三郎(大野商事)が1900万で落札したキタサンブラック産駒のリップスポイズンの2019(撮影・高橋茂夫)
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 “ブラック2世”だ!日本最大の競走馬セール「セレクトセール2019」(北海道苫小牧市)は最終日の9日、当歳セリが行われた。注目を集めたキタサンブラックの初年度産駒は10頭が上場され、同馬を所有していた歌手の北島三郎(82、名義は大野商事)が最終10番目に登場した「リップスポイズンの2019」(牝)を1900万円(税抜き)で落札した。なお、同セールは2日間合計で過去最高の205億1600万円を売り上げた。

 上場番号510。セリが終盤に入り、キタサンブラック産駒10頭の中で最後に登場した「リップスポイズンの2019」。1200万円からスタートしたセリはコールの応酬が繰り広げられた。最後は1900万円で高らかにハンマー。掲示板の購買者の欄に「(有)大野商事」の文字が表示されると、場内からどよめきが起きた。「夢と宝物をいっぱいくれたブラックは私の息子ですから、その産駒は孫。孫が(レースで)走るのを見るまでは、私も倒れちゃいかんなと」。そう語っていたサブちゃんが“愛息”の娘を競り落とした。

 「最後に買えて良かった。スラッとしたタイプでいい馬です」とブラックを管理した清水久師。北島の代理人とともにセリに参加し、同馬も預かる予定になっている師は安どの表情を浮かべた。およそ3時間前。ブラック産駒で最も早い1月19日生まれの“1番子”「リアリサトリスの2019」(牡)のセリにも参戦した大野商事。激しい競り合いの末、最後は9000万円で落札したABCマート最高顧問の三木正浩氏に屈していた。それでも、ブラック産駒を諦めるつもりはなかった。最後の上場馬を意地で競り落とし“トリ”を務めた。

 キタサンブラックは歴代最多タイのG1・7勝を挙げ、16、17年と2年連続で年度代表馬に選出された名馬。仕事先で朗報を聞いたサブちゃんは「産駒が出てくることを楽しみにしておりました。おかげさまでよい評価をいただけていると聞き、感謝の気持ちでいっぱいです。これからは(キタサンブラック産駒が)新しい馬主さんのもと、ケガのないよう頑張って走ってくれるよう願うばかりです」と自ら所有する馬だけでなく、全ての“孫”の活躍を期待した。

 現役時代にともに戦った武豊は「これだけ注目される馬に乗っていたことは素直にうれしい。ブラックの産駒はいろいろなタイプがいるけど、似ている馬もいるので当時を思い出しますね」と感慨深げ。「早く乗りたいし、もし勝つことができれば本当にうれしいでしょうね」と早くも騎乗オファーを心待ちにしている。サブちゃんの孫娘がデビューするのは早くて21年の夏。再び競馬場で「まつり」が聴けるのか。その活躍が今から待ち遠しい。

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