【七夕賞】野中 ライアーズと“穴男”ぶり発揮だ

[ 2019年7月5日 05:30 ]

<七夕賞・調教>プール調教を行うアウトライアーズ
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 【東西ドキュメント・美浦=4日】早朝から大雨。田井は雨がっぱと長靴で万全の装備。だが、雨脚がさらに強まり、どの記者も南馬場スタンドで雨宿りを余儀なくされた。そこに調教を終えた野中が登場。これは好都合とばかりに、たちまち周囲に輪ができた。

 「前に行かないと勝負にならないのでポジション取りは意識して乗っている」と語っていた4~6月の東京開催。野中は何度も先行から粘り込んで高配当を演出した。138鞍に騎乗。勝利数こそ5にとどまったが2着11回、3着9回。馬券に絡んだ25回のうち8回が2桁人気という“穴男”ぶり。同期間の複勝回収率は122%と抜群の数字だった。

 野中は「勝負の夏」と位置づける福島、新潟開催で「もっと勝ちたい」と貪欲だ。七夕賞ではアウトライアーズと初コンビ。1週前追いで感触を確かめ「乗りやすい馬。これまでの成績を見ても小回りは向く。向正面から進出してしぶとさを生かしたい」と好感触。またまた高配当の予感。田井は夏のローカル出張の軍資金を皮算用した。

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2019年7月5日のニュース