戸崎、JRA通算1000勝 4人目の地方とのW快挙「ホッとしてる」

[ 2019年6月30日 05:30 ]

JRA通算1000勝を達成した戸崎圭太
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 29日の福島7R・3歳未勝利戦でエクリリストワールが1着となり、騎乗した戸崎圭太(38)がJRA通算1000勝を達成した。史上35人目、現役18人目。戸崎は大井所属時に地方通算2332勝を挙げており、JRAと地方でのダブル1000勝達成は安藤勝己元騎手、現役の岩田康誠、内田博幸に続き史上4人目となった。

 レースは好発から先手を奪い、後続に6馬身差のワンサイド勝ち。ウイナーズサークルで行われたインタビューで戸崎は「ホッとしています。先週から(1000勝を)意識していて、できるかなと思ったら1つ残してしまい…。今日決めたいと思っていた」と笑顔を見せた。

 節目の勝利を飾ったパートナーのエクリリストワールは、戸崎の歯の矯正を行った歯科医である鈴木剛史氏の所有馬。JRA馬主となって間もない同オーナーにとって、これがうれしい初勝利となった。「お世話になっている先生の馬の初勝利に重なるとは…。凄くいいタイミングだった」と戸崎。999勝で終わった先週、東京競馬場へ観戦に来ていた鈴木オーナーから「福島の初日にエクリリストワールを使うので、1000勝はぜひ僕の馬で」と懇願されたという。その通りの結果となり、戸崎は「オーナーも“持って”ますね」と目を輝かせた。

 戸崎は10R・郡山特別もレッドアネラで制し、1001勝。「一つ一つ大事に丁寧に乗り、勝ち星を積み重ねていきたい」と、口元を引き締めて今後のさらなる飛躍を誓っていた。

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2019年6月30日のニュース