【宝塚記念】俺もステイ産駒!スティッフェリオ先行力生かす

[ 2019年6月21日 05:30 ]

厩舎周りで乗り運動するスティッフェリオ
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 【G1ドキュメント・栗東=20日】スティッフェリオが気になっている新谷は、自転車を走らせ担当の武田助手の元へ。馬房の清掃中に快く取材に応じてくれた。まず前走の大阪杯(7着)を振り返ってもらう。

 「内をロスなく回った馬が上位に来ていました。外枠でずっと外を走っていましたからね。大きく離されていないし、よく走ってくれました」

 17年菊花賞(14着)以来の大舞台だったが、距離ロスの多い競馬ながら0秒5差。G1で戦える手応えをつかんだ。

 「距離が延びるのは大丈夫だと思います。折り合いを欠くことがないし、効率のいいフォームで走ってくれます。急がせるよりゆったりと走れる方がいい。手の合う丸山が騎乗してくれるのもいいですね」

 その大阪杯以来、少し間隔が空いての実戦となるが心配は無用。中間の乗り込みは実に入念で、最終追い切り(坂路4F52秒8~1F12秒4)も活気あるいい動き。武田助手も「この馬が今まで出走してきた中で、今回が間違いなく一番いい状態でレースに向かうことができます」と言う。生涯最高の出来だ。

 続けて冗舌にレース展開もシミュレート。「瞬発力勝負になると良くない。キセキが大きく他馬を引っ張っていく形が理想。2番手から先行力を生かしたい」として、「あとは運が向いてほしい。穴党の皆さん、パワーをください」と“元気玉”の結集を呼び掛け、ニカッと笑った。髪形から一部でクリリンと呼ばれる新谷も、最大限の元気を注入しようと思う。

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2019年6月21日のニュース