【ベルモントS】マスター末脚及ばず5着、角田師「悔しい」

[ 2019年6月10日 05:30 ]

5着に終わったマスターフェンサー(左)。右は勝ったサーウィンストン(AP)
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 JRAが馬券発売を行った米クラシック3冠最終戦「第151回ベルモントS」が8日(日本時間9日早朝)、ニューヨーク州のベルモントパーク競馬場で行われた。日本から挑んだ4番人気のマスターフェンサー(牡3=角田)は道中最後方から直線は外をしぶとく伸びたが5着。同レースの日本馬最高着順(16年ラニ3着)を上回ることはできなかったが、1冠目のケンタッキーダービー(6着)から着順を上げた。

 騎乗したルパルーは「馬はとても良い状態で、いいレースをしたと思う。スローだったこともあり、3コーナーで馬を押していこうとしたが、ペースが上がった際に少し置かれてしまった。直線は非常に良い脚を使ってくれました」と称賛。角田師は「ペースが落ち着いたので楽に追走できましたが、3コーナーからペースが上がった際についていけなかったようです。“マスターフェンサー”チーム一丸となって1着を目指していたので悔しい思いがありますが、一生懸命走ってくれました。今後は馬の様子を見て決めたい」と話した。

 優勝したのはピーターパンS2着から挑んだ8番人気サーウィンストン(牡3=米・キャシー厩舎)。ケンタッキーダービー最先着3着で1番人気に推されたタシトゥス(牡3=米・Wモット厩舎)が2着だった。

 ≪Kダービー超え≫ベルモントSの馬券売り上げは4億7197万8900円。同じくJRAが馬券発売を行った5月のケンタッキーダービー(4億5856万600円)を上回った。

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2019年6月10日のニュース