【取手記念】松浦 2度目の記念V G1獲りへ弾み

[ 2019年6月5日 05:30 ]

取手開設記念を制し、賞金ボードを手にして笑顔の松浦
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 取手記念決勝は4日行われ、まくった松浦悠士(98期)が昨年12月広島以来、2回目の記念優勝を飾った。

 レースは前受けの野口後位で和田―川崎と村上―大坪が競り、以下、松浦―岩津―小倉―渡部。赤板バックで松浦が上昇すると野口は5番手まで車を下げる。残り2周から野口がカマすと競り勝った村上が追走。打鐘で和田が追い上げるが、村上が再度競り勝ち番手確保。前団のもつれを見極めた松浦が2角6番手からまくり押し切った。2着は流れ込んだマーク岩津。

 2車単、3連単とも1番人気に応えて中四国勢で上位独占を果たした松浦は「ラインで決まって何より。後ろを固めてくれた3人に感謝です」と安どの表情。近況の充実ぶりを物語る冷静なレース運びが光った。「(競っていた)和田さんと村上さんの動きを見てから行こうと。競り勝った後の村上さんの余力が怖かったが、乗り越えてからはラインで決まると思った」と笑顔で振り返った。

 次走のG1高松宮記念杯(13~16日、岸和田)へ弾みをつける価値あるV。勢力を拡大する中四国のキーマンは「チャンスが来た時に獲る準備はしている」と悲願のG1制覇をにらんだ。

 ≪松浦らは高松宮記念杯へ≫1~3着の松浦悠士、岩津裕介、小倉竜二の次走はG1高松宮記念杯(13~16日、岸和田)。

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2019年6月5日のニュース