【安田記念】アスコット、復活&連覇へSwitch on!

[ 2019年5月29日 05:30 ]

坂井瑠星騎手を背に坂路でキャンター調整するモズアスコット
Photo By 提供写真

 安田記念連覇を狙うモズアスコットは今年初戦のマイラーズCで7着。香港マイル7着以来の休み明けだった。玉井助手は「もうちょっとやれても、とは思いましたけどね。久々の分も少しはあったのかな」と振り返った。

 検索エンジンで「フランケル産駒」と打つと、第2検索ワードに“早熟”と浮かび上がる。この馬の近走の成績にも、重ね合わせてしまう向きもあるかもしれない。この産駒らしく「丸くなったところはあるけど、自分で盛り上がってしまう。普段はおとなしくても、馬場入りとかでスイッチが入ってしまうこともあります」。馬房で見るモズアスコットは凄く穏やかなのだが…。

 この中間はメンコを着けて調整している。「ジョッキーが(坂井)瑠星に決まって、乗ってもらうようになってから進言があったんです」。馬具に工夫を施す。うまく集中して臨めれば、楽しみがありそう。この日は角馬場から坂路で調整。付きっ切りで調教を付ける坂井が思いを語る。

 「乗れる日は乗っています。テンションが上がってしまう部分はありますけど、いつも通りきています。オーナー、先生を含めて感謝です。結果で応えたい」

 矢作厩舎は12、14年とグランプリボスが2着に入って13、16番人気で大穴をあけた。昨年のアスコットは9番人気でV。玉井助手は「ホームランか、三振か」と表現した。まだ終わってなどいない。21歳の気鋭を背に1年ぶりの勝利を目指し、現役最強牝馬相手に大きな一発を狙う。

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2019年5月29日のニュース