【安田記念】ステルヴィオ85点 戦闘態勢のジャック

[ 2019年5月28日 05:30 ]

戦闘態勢に入った馬体をしているステルヴィオ(撮影・西川祐介)
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 ステルヴィオは長い引き手に導かれて、ゆったりと大地を踏みしめています。よく馴致(じゅんち)され、手入れも行き届いた姿。被毛には上質な茶褐色のスーツを着込んだような輝きがあります。貴公子の気品に満ちた、たたずまい。ダジャレではありませんが、キ甲(首の背の間の膨らみ)も素晴らしい。発達したキ甲に促されて首差しが奇麗に抜け、肩も立派になった。

 その姿はダイヤのジャックに重ねたくなります。絵柄は英雄叙事詩「イーリアス」に登場する貴公子ヘクトール。トロイア王の第1王子で中世ヨーロッパの九偉人に選ばれているほど品性に優れていたそうです。そのヘクトールが古代ギリシャとのトロイア戦争で総大将になった時のようにステルヴィオも戦闘態勢に入っています。目つきが鋭く、耳の立て方に力が入り、ハミをきつくかんでいる。大阪杯時よりもきつい顔立ちですが、マイル戦ならむしろプラスに作用するでしょう。

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