【日本ダービー】キングリー2着惜敗…戸崎は2年連続2着

[ 2019年5月27日 05:30 ]

惜しくも2着となったダノンキングリー(手前)1着のロジャーバローズ(奥)(撮影・田中 和也)
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 2年連続、無念の銀メダル。ダノンキングリーの戸崎の悲願成就はまたも持ち越しとなった。レースは完璧だった。1コーナーは好位5番手イン。早めに抜けたロジャーバローズを残り1Fで視界に入れた時、抜き去るかに見えた。だが相手もしぶとい…。首差まで迫ったところが非情のゴールだった。

 戸崎は皐月賞馬エポカドーロで挑んだ昨年に続く2着。「馬の雰囲気はダービー仕様といった感じ。距離も全然大丈夫と思っていたし、道中もゆったり走れていた。ただ、あそこまでいったので悔しい」と肩を落とした。皐月賞(3着)で先着を許したサートゥルナーリア、ヴェロックスには借りは返した。母系から来る距離不安も一蹴した。ただ、思いもよらない伏兵が潜んでいた。鞍上は「馬はよく頑張ってくれた。あとはちょっとした乗り方なのかな…と思う」とリベンジの時を見据えた。

 一方、09年ロジユニヴァースに続く2度目のダービー制覇を逃した萩原師は「馬は頑張ってくれたし、いいレースができたと思います。この後のことは馬の様子を見て決めたいと思う」と前を向いた。3番人気に恥じない力走は見せた東のエース。G1奪取のチャンスは、この先いくらでもあるはずだ。

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2019年5月27日のニュース