菜七子 平成マルチ勝利締め!4月でもう10勝到達

[ 2019年4月30日 05:30 ]

<新潟8R>コロンバスデイでレースを制した藤田菜七子騎手(撮影・郡司 修)
Photo By スポニチ

 平成最後のJRA開催が新潟、京都で行われ、新潟では藤田菜七子(21)が2、8Rを勝ち、5度目の“マルチ”勝利を決めた。これで今年11勝。昨年をはるかに超えるペースで白星を重ね、新時代の躍進を予感させた。G3新潟大賞典が平成ラスト重賞。7番人気メールドグラースが差し切り、ダミアン・レーン(25=オーストラリア)が初来日から騎乗3日目で初重賞を手にした。京都12Rをもって平成のJRA競走、10万4247戦が終了した。

 やはり持っている。平成ラスト開催。菜七子の笑顔が新潟で2度輝いた。

 まずは2R。5番人気ワールドイズマイン(牝3=金成)で好位から抜け出した。直線、1頭分の狭い所をしっかり抜けたあたりに菜七子の技術の高さをうかがわせた。「前回(4着)、砂を気にするところがあったので、かぶされずに競馬ができたのが良かった。しまいもしっかり頑張ってくれた」。28日から連日の勝利は今年のJRA10勝目。年間10勝の達成日は年を追うごとに早まっている。

 前回の反省を生かした好騎乗に金成師も大喜び。「ポジションが良かった。元々、スタートは上手だが道中もうまく乗ってくれた。本当に腹が据わっている。俺も彼女くらい腹が据わっていればいいのに」と笑わせた。

 8Rで6番人気コロンバスデイ(牝4=小笠)をVに導いた騎乗も見事だった。前の2頭が後続を離す特殊な流れにも落ち着いて対応。直線では2発ずつ、リズミカルにムチを放って伸びを引き出した。「前と結構離れていて、ペースも流れていたので届くか不安もあった。馬の状態が良く、頑張ってくれた。前をつかまえに行った分、最後は苦しくなったが、よくしのいでくれた」。菜七子にとって、これが芝2400メートルの初勝利。5度目の1日2勝。汗を拭いながら充実の笑顔を見せた。

 平成ラスト騎乗となった12Rは5番人気サンタナブルーで外から猛追したが3着。ただ、末脚に懸けるという菜七子らしい思い切った騎乗で締めくくった。「平成最後のレースといっても特に何もないですが、これからも一つ一つ頑張っていくだけ」。JRA通算58勝中、最多の19勝を挙げてきた相性のいい新潟開催は時代をまたいで5月19日まで続く。平成最後の30日は「どう過ごすか、まだ決めていませんがゆっくり休みます」。英気を養い、令和時代の戦いに備える。

続きを表示

この記事のフォト

「2020 天皇賞(秋)」特集記事

「スワンS」特集記事

2019年4月30日のニュース