【福島牝馬S】あばれる君似と“話題”西村淳 ビスカリアで初重賞挑む

[ 2019年4月19日 05:30 ]

福島牝馬Sで重賞初騎乗に臨む西村淳
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 一部のファンの間で話題となっていた2年目、西村淳がいよいよ重賞に登場する。福島牝馬Sでビスカリアへの騎乗が決まった。「うれしい。山内先生には、かわいがってもらっている。感謝しています」。お笑いの“あばれる君”に似た表情に笑みが浮かんだ。

 昨年はJRA13勝。今年、一気にブレークした。すでに22勝を挙げ、別表の通り関西リーディングの9位につける。年齢を見ても飛び抜けて若い。「余裕ができたことが一番大きい。1年目はずっと体のトレーニングと精神面の勉強だった。その成果が冬くらいから出てきた。デビュー当時より周りが見えている」。今年の22勝中、19勝が逃げ、先行タイプ。特に5~7番人気あたりの伏兵で4角5番手以内に付け、直線で抜け出すシーンが目立つ。自分の馬の手応え、ライバルの動き、ペース。それらが全て“見えている”ような乗りっぷりだ。

 遠征帰りの移動中が重要な時間だ。騎乗したレースをチェック。納得いくまで何度も振り返る。「どうすれば勝てたか…。反省の方が多い。すぐに時間がなくなる」。乗る、反省する、次に生かす。この繰り返しが養分となり、花開こうとしているのだ。
 師匠の田所師も19歳の成長を温かく見守る。「細かいことを言えば、まだまだ。ただ、騎乗技術は上がっている。かわいがられるジョッキーになってほしい」

 ビスカリアとは今回が初コンビ。2走前のTCK女王盃で交流重賞を勝ち、前走のエンプレス杯では3着。ただ、今回は4年半ぶりの芝。西村淳の感性が問われるところだ。坂路での追い切りでは西村淳が乗って4F55秒4~1F12秒1をマークした。「福島は芝の状態が良くないので、この馬にとってはいいと思う」

 今開催の福島リーディングも2位。将来のJRAを引っ張っていく男。重賞初騎乗のここで先物買いするのも面白い。

 ◆西村 淳也(にしむら・あつや)1999年(平11)7月30日生まれ、兵庫県出身の19歳。18年3月デビュー。3月31日の阪神6Rティーブラッサムで初勝利。JRA通算615戦35勝。尊敬する騎手は「デビュー前から憧れていた」松山弘平。

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